冬の乾燥は肌の大敵ですが、実は冬が終わった春先に肌の調子を崩す方も多いものです。
春には花粉・紫外線などの刺激が冬の乾燥で敏感になったお肌を刺激し、いつもの化粧品にかぶれたり炎症を起こしたりしてしまいます。
花粉症でない方も、春にゆらぎ肌を抱える場合には花粉が刺激となっている可能性があります!
花粉とゆらぎ肌との関係、今からできる春のゆらぎ肌対策についてまとめました。
Contents
春にゆらぎ肌が起こる原因は花粉?
季節の変わり目は肌がゆらぐ、というのはもはや常識ですよね。
ですがなぜ季節の変わり目にゆらぎ肌が起こってしまうのでしょうか?
肌の状態が崩れない人と、ゆらぎ肌の人との違いは何でしょう?
春のお肌は疲れ気味
春は気分が上がる季節!
ですが、実は春のお肌は内部にストレスを抱えた「お疲れ肌」状態です。
冬の間中乾燥にさらされていたため、内部は水分不足気味になっています。
さらにその状態で急に温度が上がると、温度差による水分蒸発も重なりお肌が砂漠状態になってしまうのです!
通常であれば、お肌は自然のバリア機能を持っています。
ですが上記のような肌ストレスが重なるとバリア機能が弱くなり、ちょっとした刺激でも肌あれを起こしてしまいます。
肌質は生まれつきのものと言われることもあります。
ですが、肌のバリア機能は周囲の環境やスキンケア方法に大きく左右されます。
「肌が弱いのが生まれつき」と思っている方も、正しいケア方法をすることでバリア機能を高めて揺らがない肌を手に入れることができるかもしれないのです。
春や秋に起こるゆらぎ肌は「季節性敏感肌」とも呼ばれます。
いつも季節の変わり目に肌が揺らぐ、という方は季節性敏感肌であるかもしれません。
季節性敏感肌の原因のひとつともなるのが「花粉」です!
花粉症という自覚がない方でも、実は花粉により肌荒れを起こしているかもしれないのです。
では花粉が原因のゆらぎ肌にはどう対処すれば良いのか?
花粉によるゆらぎ肌のケア方法、おすすめスキンケアをご紹介します!
花粉が原因?春のゆらぎ肌の対策まとめ
春先に起こる花粉による肌荒れの予防・対策方法をまとめてみました。
対策①予防 バリア機能を向上させてゆらぎ肌脱却!
春にいつも肌荒れが起こる、という方は春が来る前からお肌の土台力向上を目指しましょう!
気温変化や花粉による刺激を受ける前に、お肌のバリア機能を回復させておくのです。
お肌のバリア機能を高めるためには、お肌の「バリア膜」を構成する成分を補給するのが大切です。
バリア膜は「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」があります。
この中でも注目したいのが「細胞間脂質」です!
細胞間脂質は大部分がセラミドでできています。
肌荒れする前にセラミドをたっぷり補給して、細胞の間にうるおいのクッションをつくっておきましょう。
そうすることで、紫外線の刺激があったとしてもその刺激が内部まで浸透するのを防ぐことができます。
また細胞間脂質が潤いを保っている状態ならば、内部のうるおいを保持して揺らがない強い肌でいることができます。
対策②保護 空気中の花粉から皮膚をガードしてお肌を正常に!
花粉が本格的に飛散する時期になったら、お肌を花粉の刺激から守る必要があります。
スキンケアも通常のものから、保護力の高いものに切り替える必要があるでしょう。
化粧水でたっぷりお肌に水分を与えたら、その水分を逃さない保湿力の高いクリームを使うのがおすすめです。
クリームの油分でしっかりフタがされた状態であれば、花粉などの刺激物質は内部に侵入することができません。
これは花粉だけでなく、大気汚染やPM2.5などの有害物質からお肌を守るためにも大切です。
長時間お肌を保湿する力のあるクリームを使用し、お家に帰ったら早めにクレンジングして花粉をいち早く落としましょう。
そうすることで、お肌に花粉が及ぼす影響を最小限に留めることができます!
対策③スキンケア 化粧品を低刺激のものに切り替える
季節の変わり目にはお肌が敏感になりやすく、さらに花粉の刺激を受けているとお肌は炎症を起こしている可能性もあります。
普段使っているスキンケアが染みたり、かぶれてしまうこともあるでしょう。
春先には「攻めのスキンケア」ではなく、「守りのスキンケア」に切り替えるのがおすすめです。
お肌の状態を安定化させることを目指して、敏感肌向けの低刺激なものを選びましょう。
「攻めのスキンケア」とは、効果が高いと共に刺激の強い美容成分を配合している化粧品を指します。
例えば「ビタミンC誘導体」は美白効果があるものの、皮脂を抑える働きがあるため乾燥してしまう可能性があります。
またターンオーバーを活性化させる「レチノール」などの成分も、お肌が不安定なときに使うと刺激が強く炎症を起こす可能性があります。
普段使っている美容成分たっぷりのクリームなども、この時期にはお休みしたほうがいいかもしれません。
お肌が疲れている状態で栄養十分なこってりクリームを塗ると、お肌がそれを吸収できず栄養過多状態になり吹き出物ができることもあります。
また「肌がごわつくから」とピーリングなどを行なうのはもってのほかです!
乾燥ゆえに肌がごわついているように感じるかもしれませんが、実はお肌は外敵から身を守ろうと皮膚を厚くしている状態かもしれません。
この状態で無理やり角質を洗い流そうとすると、正常な角質まで傷つけてしまいさらに乾燥が進んでしまうでしょう。
スペシャルケアはすべてお休みして、低刺激なスキンケアに変更してお肌をじっくり再生させましょう。
対策④治療 皮むけ・トラブルに対処する
ひりひり・赤みなどが出てきたら早めに治療しましょう!
抗炎症効果のあるクリームなどを使うと、肌内部の炎症を和らげることができます。
ドクターズコスメ・ツダセツコ スキンバリアバーム
もともとクリニックで敏感肌用に処方されていたアイテムを、一般用に開発した商品です。
肌荒れを防ぎ、バリア機能を整えるはたらきがあります。
着色料やアルコール、防腐剤などをすべて排除し、ゆらぎ肌でも安心して使える処方となっています。
消炎・抗炎症効果が高いので、かゆみや赤みが起きてしまっている肌におすすめです。
スキンケアを替えるなら今?ゆらぎ肌のための化粧品選びのポイント
いつも春先に花粉が原因で肌が荒れる!という方はスキンケアを見直してみると良いでしょう。
ではスキンケアを替える際の選び方のポイントとは?
いつスキンケアを替えるべき?
まとめてみました。
スキンケアを替える時期は?
春先には皮膚が敏感になると同時に、皮脂量も増えます。
その原因は急激に気温が上がることです。
気温が上がることで皮脂が分泌されますが皮膚の内部は水分不足のため、肌のバランスは崩れてしまいます。
皮脂の分泌量が一気に上がる前にスキンケアを見直して肌のバリア機能を高めておきましょう。
冬の乾燥が少し和らぎ、気温が変わり始める前くらいが目安です。
春の紫外線・強風・花粉による刺激が起こってしまってからでは、肌が敏感すぎて新しい化粧品を試せなくなってしまうかもしれません。
スキンケアはラインで替えるべき?
敏感肌化粧品は、ほとんどの製品がライン使いを勧めています。
その理由は、ひとつだけ敏感肌用のアイテムを使ったとしてもほかのアイテムが刺激の強いものでは意味がないからと言えます。
お肌のために刺激の弱いアイテムを選ぶならば、洗顔から化粧水、美容液やクリームまで低刺激のものに替えることをおすすめします。
せっかく低刺激のものを使っていても、ほかのスキンケアアイテムが肌を刺激し続けていては意味がないですよね。
絶対に同じブランドであわせるべき!というわけではありませんが、できるだけ低刺激のもので合わせることでゆらぎ肌対策の効果が上がるでしょう。
春先ゆらぎ肌におすすめ!花粉の刺激に負けない肌をつくる化粧品ランキング
低刺激でバリア機能を高めてくれる、花粉によるゆらぎ肌におすすめのスキンケアをランキング形式でご紹介します!
第1位:ヒフミド
肌のバリア機能を司るもののひとつが、細胞間脂質です。
この細胞間脂質の大部分を占めるのが、セラミドです。
春先の敏感なお肌のバリア機能を高めるためには、セラミド配合化粧品での潤い補給が欠かせません!
セラミド配合化粧品を選ぶ際には、その化粧品に配合されているセラミドの種類を知ることも大切です。
中でも「ヒト型セラミド」は最も浸透しやすく、皮膚に良くなじみ潤い補給ができると言われています。
ヒフミドはこのヒト型セラミドに着目し、4%という高濃度で配合しています!
効果のあるゆらぎ肌対策を行ないたいなら、ヒフミドがおすすめです。
今ならお得なお試しセットがあるので、一度試してみては?
第2位:イハダ 薬用バーム
プチプラですぐに手に入るのに優秀!
敏感肌の女性の間でヒットしているバームです。
イハダは資生堂が提案する、敏感肌向けのスキンケアラインです。
低刺激でいてつけ心地のよい化粧品を作ることをモットーとしています。
敏感肌向けの化粧品は着け心地の満足度が低いことが多いですが、イハダは多くの敏感肌女性から愛されています。
イハダの中でも薬用バームは人気が高く、アットコスメでもフェイスバームのランキングにて2位を獲得しています。
高精製のワセリンを使用して、お肌の上に膜をつくることで敏感肌を刺激から保護します。
肌を保護しながら内部の潤いを保つ力が高いため、乾燥ゆえの敏感肌におすすめです。
水分の蒸発が抑えられることで肌のうるおい環境が保たれ、お肌本来の水分保持機能が上がります。
ワセリンの保湿力はありながらべたつきはない!という優秀さが人気の秘訣となっています。
イハダからは、ほかにも花粉からお肌を保護するスプレーなども販売されています。
ぜひチェックしてみましょう!
第3位:HANAオーガニック
徹底的に低刺激にこだわった化粧品ラインです。
自らも敏感肌に悩む女性が開発したため、妥協せず肌に良いものだけが配合されています。
シンプルスキンケアで、続けることでお肌がどんどん強くなり余分なケアがいらなくなるそうです。
肌質を根本的に変えることができるため、春がくるたびに繰り返すゆらぎ肌から抜け出したい!と思っている方におすすめのスキンケアです。
まとめ
花粉によるゆらぎ肌には、低刺激のケアと抗炎症ケアが大切!
SOSサインを見逃さず、今年こそお肌の土台を強くするケアを始めてみませんか?
お肌の声に耳を傾けて、最適なスキンケアを行ないましょう♪
花粉症ではないから、花粉のせいで肌の調子が悪くなるなんて思いもつかなかった!なんて方もいらしたのでは?
自分でも思いがけないところにゆらぎ肌の原因があるかもしれません。
当サイトでは、他にも、ゆらぎ肌の原因や状態に合ったスキンケアをご紹介しています。
自身のお肌が揺らぐ時期と照らし合わせながらチェックしてみてください!