どんなにスキンケアを頑張っていても、肌の調子が安定しないと感じることがあります。
産後の極度の肌荒れで悩まされた私の場合も、肌タイプに合ったケアを意識するようになってから、少しずつ肌の調子が整ってきたように思います。

なんとなく肌が調子よくないと感じるけれど
自分の肌が何タイプなのか分からない…!
肌は年齢や生活習慣、ホルモンバランスなどによって変化するため、正しい肌タイプの判断と、それに合わせたケアが大切です。
この記事では、自分の肌タイプを知る簡単な診断方法と、タイプ別スキンケアのコツをご紹介します。
なぜ「自分の肌タイプを知る」ことが大切なの?

肌トラブルの原因として、肌タイプに合わないスキンケアを続けている場合もあると考えられます。
たとえば、乾燥肌なのにさっぱり系の化粧水を使い続けていたり、脂性肌なのに濃厚なクリームで蓋をしていたりすると、肌のバランスが崩れることがあります。
自分の肌タイプを知ることで、
✔︎ どんな化粧品が自分に合うか
✔︎ どんなケアを控えるべきか
の目安になります。私も肌タイプを意識してケアを選ぶようになってから、肌トラブルが少しずつ落ち着いたように感じました。
肌の状態は季節や環境、体調によって変化します。年齢や季節の変化によって肌の水分量や油分のバランスが変わるため、その時々に合ったケアが必要です。
肌タイプの基本は5種類

肌タイプは一般的に「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「敏感肌」の5タイプに分類されます。それぞれの特徴や向いているケアは個人差がありますので、あくまで参考としてご覧ください。
肌タイプ | 主な特徴 | 向いているケア | 注意点 |
---|---|---|---|
乾燥肌 | つっぱり感・粉ふき・化粧のりが悪い | セラミドやヒアルロン酸など高保湿成分 | 洗顔しすぎに注意 |
脂性肌 | テカリ・毛穴・ニキビが出やすい | 水分バランス重視のさっぱり保湿 | 油分を控えすぎない |
混合肌 | Tゾーンはテカる・頬は乾燥 | 部位別にケアを変える | 同じケアを全顔にしない |
敏感肌 | 赤み・かゆみ・ヒリつきやすい | アルコールフリー・低刺激ケア | 新しいコスメはパッチテストを |
普通肌 | バランスがいい | 保湿・エイジングケア | 油断しない |
「なんとなく自分は乾燥肌っぽいかも…」と思っても、実は“インナードライ肌(内側が乾燥して外はテカる)”という場合もあります。

次のチェックで、あなたの肌タイプを確かめてみましょう。
5分でできる!肌タイプ診断チェックリスト
Step 1:朝起きたときの肌をチェック
- 顔全体がカサカサ → 乾燥肌の可能性
- 顔全体がテカっている → 脂性肌の可能性
- Tゾーンだけテカっている → 混合肌の可能性
- 赤みやかゆみが出ている → 敏感肌の可能性
Step 2:洗顔後10分、何もつけずに観察
- つっぱる・粉をふく → 乾燥肌の傾向
- 全体的にベタつく → 脂性肌の傾向
- Tゾーンのみテカる → 混合肌の傾向
- ピリピリ・チクチクする → 敏感肌の傾向
Step 3:メイクのり・崩れ方をチェック
- ファンデが粉っぽく浮く → 乾燥肌の可能性
- 皮脂でメイクが崩れる → 脂性肌の可能性
- 鼻だけテカる → 混合肌の可能性
- どんなファンデも刺激を感じる → 敏感肌の可能性
この3つのステップを合わせて見ることで、自分の肌タイプをかなり正確に把握できます。
肌は季節や体調でも変わるため、「定期的に見直すこと」も大切です。
また下記の肌質タイプ診断でも確認してみてください。


あなたは何タイプに当てはまった?
ちなみに私は敏感肌・安定してるときは混合肌タイプだったよ。
次は、肌タイプ別にスキンケアのポイントを教えるよ!
参考にしてね♪
肌タイプ別・スキンケアのポイント
普通肌さん
普通肌とは、水分と油分のバランスが整っている健やかな肌の状態です。
肌の水分保持力もあり、皮脂の分泌量も適量なので、肌のバリア機能も正常に働いています。毛穴も引き締まっていて目立ちにくく、ターンオーバーのサイクルも整っていると感じられます。そのため、紫外線やダメージを受けても、肌の調子が比較的安定しやすいです。

乾燥肌さん
皮脂の分泌量が少なく、角質層の水分量も低めです。
角質層の水分量が低下すると外から与えても水分をキープする力が低く、肌にある水分も逃げやすくなっています。
また、肌の代謝低下により、古い角質が蓄積し角層が分厚くなるため、角質による毛穴の詰まりが原因で乾燥ニキビ(大人ニキビ)に繰り返し悩まされる可能性が高いです。さらに、乾燥した肌では保護機能を果たす皮脂膜が薄いために、外界からの刺激を感じることがあります。
保湿重視のスキンケアを意識すると、肌の柔らかさや化粧のりが整ったように感じる場合があります。

体の内側からも、たんぱく質や良質なオイル、ビタミン・ミネラルの摂取、質の良い睡眠を意識すると、肌の調子を整えやすくなるかもしれません。
脂性肌さん
皮脂の分泌が多い肌です。
皮脂膜が必要以上に厚くなることで、肌は酸性に傾きがちです。
皮脂は外気と触れることで酸化します。酸化した皮脂は肌の老化を早める原因物質となります。過剰な皮脂によって、テカリやメイク崩れが気になる場合がありますが、水分バランスを意識したスキンケアを取り入れるとあつかいやすく感じることがあります。

男性ホルモンの分泌が活発な方や、精神的ストレスがある方、胃腸の働きが弱い方にも多く見られる肌質タイプです。
混合肌さん
。Tゾーンは皮脂コントロール系、Uゾーンは保湿系といった部位別ケアが使いやすく感じられます。化粧水は全顔に、乳液やクリームで差をつける方法も試してみると良いでしょう。
部分的に乾燥していたり、テカリがでる肌をです。
日本人の女性に最も多い肌タイプは実はこの混合肌といわれています。
Tゾーンは皮脂コントロール系、Uゾーンは保湿系といった部位別ケアが使いやすく感じられます。化
粧水は全顔に、乳液やクリームで差をつける方法も試してみると良いでしょう。

敏感肌さん
少しの刺激でも赤みやかゆみを感じやすい肌です。
外界の刺激に加えて体内からの刺激でも、何らかの原因が引き金となりトラブルを起こしやすい状態となり敏感な部分は肌のバリア機能が低下していると感じられます。
女性の3人に1人が敏感肌であるのデータもありますが、生まれつき肌が敏感なのではなく、悪い生活習慣による肌質の変化が原因である場合があります。。肌が過敏になる原因としては、間違ったスキンケア方法や腸内環境の悪化によるアレルギー症状の発生、ストレスや食生活・生活習慣、睡眠不足などが考えられます。
低刺激のスキンケアを意識することで、肌の負担が減ったように感じる場合があります。
アルコールや香料、刺激の強い成分入りの化粧品は避け、肌の調子が悪い日は保湿と保護を優先すると安心です。食事や生活習慣を整えることも、肌の状態を安定させる助けになるかもしれません。

敏感肌は紫外線や外的刺激に対しての抵抗力が弱く、ダメージをそのまま受けてしまうため、肌の土台を支える真皮層にも悪影響を及ぼし、老化が促進しやすい場合があります。
私自身、敏感肌になってからシミができやすくなったなと感じました。敏感肌の人ほどエイジングケアを意識していくことが大事なのかもしれません。
私の肌質の改善には、食事に気を付けだしてから「肌がきれいだね」と褒めていただくことが増えたので、体の内側からも積極的なケアもとても重要だと感じました。
個人差があるため、無理に全てを取り入れる必要はありません。自分の肌の反応を見ながら調整しましょう。
肌タイプは変化するもの

実は、肌タイプは一生同じではありません。
季節の変わり目、ホルモンバランス、ストレス、産後など、ライフスタイルによって簡単に変わることがあります。
「前は脂性肌だったのに、最近カサカサする」
「出産後、急に敏感になった」
私自身が経験したのは産後の敏感肌でした。
こうした変化は珍しくありません。
定期的に自分の肌を観察して、その時々に合ったケアを選ぶことが、大切です。
まとめ:自分の肌を知ることが、美肌づくりの第一歩

肌トラブルの原因は、肌タイプの見誤りにある場合もあります。正しく肌を知ることで、スキンケアの方向性が分かり、余計な迷いも減ります。
今日から少しだけ、自分の肌を丁寧に観察してみてください。朝の肌の状態、洗顔後のつっぱり、メイクのり…そのひとつひとつが肌からのサインです。
肌を知ることは、自分を知ること。
その気づきが、理想の肌への第一歩になります。