「もう誰にも会いたくない…」 鏡を見るたびに自己肯定感が下がり、明るい場所に出るのが怖い。
長年、終わりの見えない肌荒れに悩み、そんな辛い日々を送っているみなさんへ。
「なんだか肌がごわつく」「また赤みやニキビがでてきた…」私たちの生活に身近で大半の人は肌荒れに悩まされた経験があるのではないでしょうか。肌荒れは単に一時的な不調ではなく、体や心からのサインであることも多いです。
原因を正しく知ることで、スキンケア選びや生活習慣の見直しができ肌トラブルを繰り返さない土台づくりができます。

思春期から産後まで15年間の肌トラブルを解消し、本気で肌と向き合ってちゅるんと水光肌になれた私と徹底的に肌荒れの原因を一緒に追求行きましょう!
肌荒れの原因を知る
肌荒れの原因は大きく 外的要因 と 内的要因 に分けられると考えています。
- 外的要因:紫外線・乾燥・摩擦などの外部刺激
- 内的要因:ホルモンや栄養、睡眠・ストレスなどの体内バランス
外的要因:日常の刺激が肌を弱らせる
①紫外線や乾燥などの季節の変化による環境ダメージ

肌にとって一番の敵ともいえるのが紫外線です。紫外線は肌への刺激になることが多く、私も春から秋にかけて赤みが出やすいことがありました。紫外線は365日降り注いでいますので日焼け止めは1年中塗るのがおすすめです。私自身、特に春~秋にかけての紫外線対策は念をいれて徹底しています。
乾燥も同様で、角質層の潤いが減ると肌が敏感になりやすく感じました。
私の場合、夏や冬はエアコンの影響で肌代謝がわるくなり極度に乾燥してしまうことが多いので日中にミスト化粧水で軽く保湿すると、肌が落ち着いたように感じました。
②間違ったスキンケア習慣
以前は「しっかり洗顔しなきゃ」と思い、肌に負担をかけていたこともありました。ゴシゴシ洗顔や強めのピーリングで、一時的に肌がヒリヒリしたこともあります。
今は、低刺激・シンプルなスキンケアを意識し、肌に合う化粧品を見極めながら使うようにしています。

日本人女性に混合肌が多い事も、スキンケアコスメによる肌トラブルを引き起こしやすいひとつの要因です。
混合肌は自分で肌質を見極めにくいためです。また、テカリやニキビができやすいために皮脂を取り除くケアを行っていたが、実は皮脂分泌の過剰は乾燥によるものだった、という場合も意外に多く、これは脂性肌ではなくインナードライ肌となります。このような間違ったケアを避けるためにも、自分の肌状態を知っておく事、また季節や環境、ホルモン分泌の変化により肌質が変化することなども、しっかりと把握しておくことが大切です。
また肌質に合うコスメを使用していても、その使用方法が間違っている場合には、肌トラブルの原因となります。間違った使用法では効果を十分に得られません。特に、クレンジングや洗顔は不適切なケアを行いがちです。

肌質にあったスキンケアコスメを適切に見極めて、正しい使い方をすることが大事です。
③ マスクや摩擦による刺激
私もマスク生活での蒸れや摩擦で肌の表面がこすれ、赤みやかゆみ、吹き出物が出る影響を感じました。
また髪や衣服、寝具の摩擦でも赤みが出やすくなることがあり、肌をこすらないことを意識しています。
内的要因:体の内側から起こるバランスの乱れ
① ホルモンバランスの変化
私たちの身体では日々多くのホルモンが分泌され、それぞれのホルモンがバランスを保つことで身体の機能を維持しています。しかし生理前や産後、更年期など、ホルモンの変動が起こると皮脂分泌やターンオーバーのリズムが乱れます。その結果、ニキビや乾燥、赤みなど、さまざまな肌トラブルが出やすくなります。
特に女性は、ストレスや睡眠不足によってホルモンの働きが影響を受けやすいので注意が必要です。
女性ホルモンには卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンと、黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンの2種類があります。これらは両方とも卵巣から分泌され、月経などを約28日周期で繰り返しています。

月経前にニキビができやすくなるのは、プロゲステロンが優位になるためです。プロゲステロンは、皮脂の分泌を促す作用や水分を溜め込みやすい特徴があります。その結果、ニキビやむくみ、血行不良を引き起こします。その他にも不規則な生活を送ることによっても、肌荒れの原因としてよく耳にする「ホルモンバランスの乱れ」が生じ肌荒れとつながるのです。
② 栄養バランスの乱れ
肌は「食べたものでできている」と言われるように、食生活も肌の状態に直結します。
糖質や脂質の摂りすぎ、野菜不足、加工食品中心の食事は、腸内環境を悪化させ、肌荒れの原因になります。
反対に、ビタミンC・B群、たんぱく質、亜鉛などの栄養素は、健康な肌の土台をつくるために欠かせません。
肌荒れ改善の最大のブレイクスルーは、偶然知った「遅延型フードアレルギー検査」でした。即時型アレルギーが「食べたらすぐ」症状が出るのに対し、遅延型は「食べてから数時間~数日後」に症状が出るため、原因に気づきにくいのが特徴です。今まで何をしても良くならなかった私の肌がこれで良くなるかもしれないという藁にもすがる思いで検査を受けた結果、「卵・乳・小麦」が、やはり遅延型でもアレルギー反応を起こしていることが判明。そこから2年間、調味料レベルまで徹底的にこれらの食材を除去する生活を始めました。すると、驚くことにわずか1週間で肌質が劇的に変わり始めたのです。これは、何をしてもダメだった人にとって、これまで完全に見過ごされてきた「根本原因」に光を当てる画期的なアプローチでした。
もしかしたら…と考える方がいればぜひアレルギー検査をおすすめしたいです。
③ ストレスと睡眠不足
ストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、血流が悪化して肌のターンオーバーが滞ります。
また、睡眠中には肌の修復を担う成長ホルモンが分泌されるため、睡眠不足は肌荒れを悪化させる大きな要因となります。
「寝不足の日は肌がくすむ」と感じるのは、体が正直に反応している証拠です。
現代の私たちの生活はストレスが多く、さらに夜遅くまで活動できるようになったため、交感神経優位になりがちです。そのため、夜眠っていても副交感神経の働きが優位にならず、熟睡できないために、細胞再生の働きができなかったり、ホルモンが分泌されない状態となります。
交感神経は、血管を収縮させるため血行も悪くなり、リンパの流れも悪くなります。そのため、肌色がくすむ、栄養の運搬が行えない、老廃物が溜まるなどで代謝も滞ってしまいます。これが肌トラブルの原因となるのです。遊ぶ時は遊び、ストレスをためないようにしっかり睡眠をとって自立神経を整えましょう。

肌のバリア機能が低下するとどうなる?
肌トラブルの多くは、「バリア機能の低下」が根本にあります。
健康な肌は、外からの刺激を防ぎ、内側の水分を逃さないように守る“天然の保護膜”を持っています。
しかし、乾燥・摩擦・紫外線などの刺激が続くと、この膜が壊れ、外的要因の影響を受けやすくなります。
その結果、
- 赤み・かゆみ
- ごわつき・粉ふき
- ニキビ・吹き出物
- メイクのりの悪化
など、あらゆる肌荒れ症状が現れるのです。
肌荒れを繰り返さないために大切なこと
肌荒れを「治す」よりも大切なのは、「繰り返さない」こと。
まずは、今の生活の中でどんな原因があるのかを知り、少しずつ見直していくことがポイントです。
最終的に美肌をキープするために行き着いたのは、心と体の両方を大切にする、「丁寧な暮らし」でした。
結果的に心と体の健康の土台を作ってくれるものだと感じています。
高価な化粧品や特別な治療だけが美肌を作るのではありません。
日々の穏やかで健康的なライフスタイルこそが、揺るがない美しさの源となるのです。最後に私が美肌キープのために実践している具体的な習慣をいくつかご紹介します。
食事と体づくり
・ 和食中心の食生活: 体への負担が少ない和食を基本にする。
・7時間睡眠: 毎日同じリズムで8時間しっかり眠る。この一定のリズムを保つことでメンタルも安定しやすくなります。
・毎日の入浴: 湯船に浸かって体を温めて血行を良くし、汗をかくことで毒素を出すデトックス感覚も得られるからです。
スキンケアと清潔
・ 枕カバーの頻繁な洗濯: 顔が直接触れるものは、3日に1回は洗い清潔に保つ。
・メイク道具の洗浄: ブラシやパフはこまめに洗い、雑菌の繁殖を防ぐ。
・ 毎日の日焼け止め: 肌老化の最大の原因である紫外線から、毎日肌を守る。
心のケア
・「人は人、自分は自分」という考え方: 他人と比べるのではなく、まずはお肌が荒れている自分も受け入れることが大切です。
・ ヨガやジャーナリング: 呼吸を整えたり、頭の中を書き出したりして、ストレスを溜めない環境を作る。
どれも当たり前のようでいて、意外とできていないことが多いもの。毎日の小さな積み重ねが、ゆらぎにくい肌を育てる近道になります。
まとめ:原因を知ることが「肌を整える」第一歩
肌荒れには必ず理由があります。
外からの刺激、内側の不調、ホルモンや生活習慣など、原因はひとつではありません。
まずは自分の肌と向き合い、「どんなタイミングで肌が荒れるのか」を観察してみましょう。
原因を知ることで、あなたに合ったスキンケアや生活リズムが見えてきます。
今日からできる小さな見直しで、肌も心も、少しずつ穏やかに整っていくはずです。